作成日:
2025年4月1日
更新日:
2025年5月1日

就職活動の必要書類で悩みがちなポイントを解決!Q&A

履歴書に職務経歴書、就職活動に必要な書類がややこしい…

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就職活動に必要な書類として、履歴書や職務経歴書が挙げられます。どちらも自分の経歴を書くことは同じですが、目的や記載する内容が異なるため確認してみましょう。

履歴書職務経歴書
目的応募者の基本情報を確認するため職務の詳細を確認するため
記載内容氏名住所、電話番号学歴、職歴免許、資格趣味、特技など氏名応募職種最終学歴職務経歴志望動機活かせるスキル自己PR
特徴正社員だけでなく、アルバイトやパートなどの応募にも必要な場合があるフォーマットがある程度決まっているこれまでの経験で培った知識やスキルをアピールする書類職務経歴書には携わった仕事内容を詳しく記載する

企業のなかには書類選考として、履歴書を確認してから次の審査に進む場合があります。

履歴書は職務経歴書のように詳しい職歴は記載しません。しかし、履歴書で落とされると職務経歴書を見てもらえない可能性があります。履歴書にも、志望動機や自分の強みを応募先企業でどのように活かすかなどを記載してアピールしましょう。

参考:
厚生労働省 職業安定局「応募書類の作り方」
厚生労働省 職業安定局「職務経歴書の作り方」

履歴書や職務経歴書について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

最初に知っておきたい!履歴書のQ&A

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履歴書を書く前に確認しておきたい質問に回答します。これから履歴書を作成するのに、どんなことに気を付ければよいのか、何を書けばよいのか悩んでいる方は確認してみてください。

履歴書を書くときの特別なルールはありますか?

履歴書には、学卒用や転職者用、アルバイト・パート用などで様式が異なります。自分に合った様式を選びましょう。

作成する際は、手書きかパソコンを使うか悩むかもしれません。企業によって指定されているかどうかを確認し、特に指定がなければ自分の作成しやすい方法を選びましょう。

ここでは、手書きの場合の注意点を紹介します。

  • 筆記用具は黒色のボールペンや万年筆を使用する
  • 間違えた場合は修正不可のため最初から書き直す

筆記用具は鉛筆やシャープペンシルなど、消えてしまうものは使用できません。こすると消えるボールペンも使わないようにしましょう。間違えた場合は、修正液やテープ、二重線で訂正するのは厳禁とされています。

また、履歴書のコピーを使ったり、不採用で返却されたものを再利用したりするのは応募先企業への印象に影響するため、控えましょう。

障害について履歴書にどう記載すべきですか?

障害に関する内容は、履歴書の「本人希望記入欄」に次の項目を記載しましょう。

  • 診断名
  • 特性に関する説明
  • 障害者手帳の内容:取得年月日、種類(身体・精神・知的)、等級
  • 通院、服薬状況
  • 応募先企業に求める配慮

応募先企業に求める配慮には、障害の特性によって生じる苦手な業務や場面を明確にしたうえで、どのように配慮してほしいか具体的に記載しましょう。たとえば「電話対応は可能だが、ほかの業務と同時進行すると取次ミスが発生する可能性があるため、電話の取次は内線のみにしてほしい」と記載すると、応募先企業に伝わりやすいようです。

参考:ディーキャリア「【大人の発達障害の就活HACK】応募の準備をしよう〜履歴書編〜」

職歴の空白期間はどう説明すれば良いですか?

職歴に空白期間がある場合は、正直に理由を説明しましょう。書類選考では、職歴や空白期間などが注目されます。空白期間をどのように過ごしていたかを明確に伝え、空白期間の原因が解決していると判明すれば問題ありません。

例えば、障害による体調不良や心身の不安定から就業困難だった場合は、正直にその旨を説明し、通院して治療を受け、就業できるようになったと伝えましょう。

また、就職するために資格取得やスキルを身につけるための期間だった場合は、応募先企業で働きたいという熱意が伝わりやすいため、説明しておくのがおすすめです。

空白期間の過ごし方を説明できない、言いたくない理由がある場合は、就職に不利にはたらく可能性があります。その場合は、就職活動の前に、次のステップを挟むと就労可能と判断されやすいそうです。

  • トライアル雇用
  • インターンシップ
  • 就労移行支援

空白期間の説明が難しい場合は、このようなステップを挟むことも選択肢のひとつです。

履歴書に貼付する写真はどう用意すれば良いですか?

一般的には、スピード写真や証明写真アプリ、写真館などを利用して撮影したものを使用します。履歴書に記載されているサイズ通りの写真を用意しましょう。

撮影時は次の点に注意しておくと、好印象な写真に仕上がります。

  • 服装はシンプルなデザインのビジネススーツを着用する
  • スーツの着用が難しい場合はオフィスカジュアルな服装でもよい
  • 色はグレーやネイビーなどのダークカラーがよい
  • 髪の毛が目や耳などを覆わないようにまとめる
  • 口角をあげて自然な表情を意識する

履歴書に貼付する写真は、採用担当者が応募者の姿を最初に見るものです。第一印象をよく見せるためにも、清潔感や表情にも意識して写真を用意しましょう。

悩みが多い!職務経歴書のQ&A

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過去の経歴を詳しく記載する職務経歴書は、どんなことを書いたらいいのか、障害に関する内容をどこまで書いたらいいのかなど、悩みが多い書類です。

職務経歴書を書くときに感じる、よくある悩みや対策を紹介します。

障害による配慮事項はどう記載すべきですか?

職務経歴書に障害に対する配慮事項を記載するときは、次の点を意識してみると相手に伝わる内容になります。

  • 障害の特性を具体的に明記する
  • 障害を管理するために工夫していること
  • 企業に配慮してほしい具体的な場面や行動

障害による苦手な場面や物事を明記します。苦手なことが発生したときに、どんな工夫をして乗り越えているのか、そのうえで企業に配慮してほしいところを明記しましょう。次に例文を紹介します。

「私はADHDがあり、口頭での指示は理解しきれないところがあります。口頭での指示はメモをとるようにしていますが、情報量が多いと書ききれないことがあります。そのため、複雑な指示や複数のタスクを依頼する際は、書面でいただけるとありがたいです。」

経験が少ない場合、どのように書けば良いですか?

職歴が少なかったり、パートやアルバイトでの経験のみだったりする場合でも、職務経歴書にどんな業務に携わっていたのかを記載しましょう。

パートやアルバイトを含め、今回働くのが初めての場合は、職歴なしと記載します。資格を取得していたり、就労支援を受けていたりした場合は、その内容を記載すると自己アピールになるためおすすめです。取得した資格が応募先企業で活かせるものではなかった場合は、次の点を意識して記載すると、自分のスキルとしてアピールできます。

  • どんな目的や目標を持って資格取得を目指したのか
  • 資格をとるためにどんな勉強をしたのか
  • 資格を取得するのに苦労した点や、それを乗り越えるためにどんな工夫をしたか

資格の有無をはじめ、取得に向けて自分がどんな気持ちで、どのように取り組んだのかを伝えると、仕事に対する姿勢や困難な場面を乗り越える粘り強さなどを伝えられます。

職務経歴書の長さはどれくらいが適切ですか?

職務経歴書には、職歴要約・職務経歴・資格やスキルなどを記載します。それぞれポイントを押さえて簡潔に記載しましょう。

記入事項ポイント
職歴要約これまでどんな業務に携わっていたのかを記載する過去の職歴をおおまかにまとめる3~5行程度にまとめるとよい
職務経歴勤務してきた企業それぞれの基本的な内容を記載する企業名、業種、雇用形態、職種、経験年数、仕事内容など
資格やスキル資格名、取得年月日を記載するこれまで働いてきた経験から自分が持っている能力やスキルを記載する(問題解決能力や向上心など)

そのほか、特記事項として障害の特性や配慮してほしい点などを記載しましょう。特記事項は長くなり過ぎないように、3〜5行程度にまとめておくと企業側に伝わりやすいです。

職歴が多い場合、すべて記載すべきですか?

決まりはありませんが、正社員での職歴はすべて記載するのがおすすめです。アルバイトやパートの経験もあり、職歴が多くなる場合は「〇年〇月~〇年〇月 ××でアルバイトを経験。主に○○業務に従事」など簡潔に記載するとよいでしょう。

応募先企業にアピールしたい職歴は具体的に明記し、アピールしなくてもよい職歴は文字数や行数を減らして簡潔に記載すると、職歴が多くてもまとまった職務経歴書になります。

職務要約がうまくかけない場合どうすれば良いですか?

職務要約は、これまでの勤務経験を簡潔にまとめる項目です。採用担当者は、職務要約で次の点を確認しています。

  • 応募者の職歴と自社が募集している職種が合っているか
  • 応募者の経験やスキルが自社で活かせるか

職務要約がうまく書けない場合は、採用担当者が何を求めているのかを考え、応募先企業に興味を持ってもらえるような内容を意識してみましょう。応募先企業で活かせる経験やスキルを中心に、職務要約の内容を決めるのがおすすめです。

その他の書類や書類提出に関するQ&A

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就職活動では職務経歴書のほかに必要な書類があります。書類の提出方法も企業によってさまざまです。書類や提出方法に関する質問を紹介し、回答していきます。

一般雇用枠と障害者雇用枠では準備する書類が異なりますか?

一般雇用枠と障害者雇用枠で必要な書類を比較してみましょう。

一般雇用枠履歴書
職務経歴書
エントリーシート
障害者雇用枠履歴書
職務経歴書
障害者手帳の写し
エントリーシート

一般雇用枠と障害者雇用枠での必要書類の違いは、障害者手帳の有無です。障害者手帳は身体に一定の障害があると証明するものであり、障害者雇用枠の対象であると示すことができます。障害者雇用枠で応募する際は、障害者手帳が必要になるため、応募時に間に合うように手帳交付を申請しておきましょう。

就職・転職サービスを利用する場合、書類準備は異なりますか?

就職・転職をサポートするサービスを利用する際は、通常の就職活動と同様に次の3点が必要です。

  • 履歴書
  • 職務経歴書
  • 障害者手帳

そのほか、利用するサービスによって必要な書類を確認し、準備しましょう。

デコボコエージェントでは、入力した履歴書や職務経歴書を入力し、PDFでダウンロードできるサービスがあります。手書きでの作成が難しい場合におすすめです。

オンラインで提出する場合は紙の書類は不要ですか?

オンライン履歴書や、手書きのものをスキャンしてPDFにしたデータなどで、オンライン上での提出を指定している企業があります。その場合の紙の書類は、企業によって選考当日に持参するように指示されたり、特に指示がなかったりとさまざまです。

選考後、確認のために紙の書類の提出を求められる可能性は低い傾向ですが、応募先の結果が出るまでは保管しておくのが安心です。オンラインで作成したものはデータで残るため、消去せずにとっておきましょう。

履歴書や職務経歴書を送付する際のルールはありますか?

応募先企業に履歴書や職務経歴書などを送付する場合は、次の点に注意しましょう。

  • 封筒は書類に折り目がつかないように定形外のものを用意する
  • 書類はクリアファイルに入れる
  • 住所は都道府県から正確に記入する
  • 封筒の左下に「応募書類在中」と記入する

提出期限までに到着するように、余裕をもって送付しましょう。メールでの連絡が可能であれば、送付後メールで連絡しておくと丁寧な対応になります。

障害者手帳のコピーはいつ提出すべきですか?

応募時の必要書類に、障害者手帳のコピーが含まれている場合が多いようです。障害者手帳のコピーは応募時に提出できるように用意しておきましょう。

障害者手帳を申請する場合は、取得までに時間がかかるため、前もって申請しておくのがおすすめです。障害者手帳の申請には、医師の診断書が必要であり、作成までに数週間~1カ月程度かかる場合があります。また、申請後結果が出るまでに1~2カ月かかるところが多いようです。

資格証明書はどのように準備すればいいですか?

取得した資格がある場合は証明書が発行されます。運転免許証のようなカード型のものや、賞状で発行される場合もあり、資格の種類によってさまざまです。

仕事に直接関わる資格の場合は、証明書の提出が必要なことがあります。資格証明書の提出が必要になった場合は、コピーを提出しましょう。資格証明書は大切に保管しておくことが大切です。

健康診断書は必要ですか?

健康診断書は、最終面接や内定通知後、入社前に提出が求められる場合が多いようです。労働安全衛生規則第43条によって、企業は従業員を雇う際に健康診断を実施することを定めています。

内定前に健康診断書の提出を求められることはほとんどありません。障害がある方は、症状や就労に関わる状態を確認するために、主治医の意見書を求める場合があります。主治医の意見書には、次の項目が記載されています。

  • 氏名、生年月日、病名
  • 障害の状態:直近3か月程度の症状について記載されている
  • 就労に関する内容:就労するにあたっての注意事項や労働能力程度など

主治医の意見書は障害に関する情報が記載されており、健康診断書よりも企業側が知りたい情報が確認できる書類といえるでしょう。

参考:足立労働基準監督署「雇入時の健康診断」

就職活動に必要な書類について、お悩みを解決しよう!

出典:PhotoAC

就職活動には、履歴書や職務経歴書が必要なことが多いものです。それぞれ記載する内容が異なるため、各書類の特徴を理解して準備するようにしましょう。手書きの場合は、使用する筆記用具や書き損じの対処法などルールがあります。

履歴書や職務経歴書を活用して障害の特性や自分の能力、スキルを伝えることで応募先企業にアピールできます。就職活動に必要な書類作成で感じる悩みを解消し、適切な書類を作成してみてください。

デコボコエージェントでは、障害のある方がやりがいを持って自分らしく働くための、就職・転職をサポートしています。自分の特性とマッチした障害者雇用の求人を検索したり、スカウトを受け取ったりと、気になる企業とつながることができます。

ぜひ、一度ご利用ください。