履歴書の書き方|各項目のテンプレートや注意すべきポイント
就職活動を始めたけど、履歴書の書き方がわからない…

履歴書は、自分の強みや特性を企業にアピールするための書類です。しかし、いざ自分の強みやアピールしたい特性を考えてみると、なかなかうまく記載できないもの。
今回は、履歴書の基礎知識や書き方、履歴書作成時の注意点などをご紹介します。履歴書に書いた内容は、面接でのやりとりや就職後の条件にも大きく影響します。より自分のことをうまくアピールできる履歴書を作成して、自分の強みや特性を企業に伝えましょう。
知っておきたい履歴書の基本!

ここでは、履歴書の基本的な知識をご紹介します。履歴書に記載する項目は決まっていますが、本来の意味や目的を理解することで、より相手に伝わりやすい履歴書を作成できます。履歴書の基本をおさえ、自分の魅力をアピールしましょう。
履歴書の役割と目的は?
履歴書の目的は「自分の基本的な情報を企業に伝えること」です。履歴書の「履歴」とは、現在までに経験した仕事や学んできた分野などを指します。
企業は履歴書を通して、応募者であるあなたの基本情報や身元、経歴、能力、人柄、熱意などを把握します。また、希望する勤務形態や就業場所、通勤時間、保有資格などを通して、入社後の具体的な勤務先や働き方などの条件を設定します。
つまり、履歴書は「応募者がどのような人であり、どのような働き方が適しているのか」を判断するための書類なのです。
一般雇用枠と障害者雇用枠での履歴書の違い
一般雇用枠でも障害者雇用枠でも、履歴書のフォーマットは同じです。ただし、履歴書を書くときに注意すべきポイントが異なります。
履歴書の一般的なフォーマットでは、「障害の詳細」に関連する項目がありません。そのため障害者雇用枠として履歴書を作る場合は、自身で欄を追記する必要があります。
障害者雇用枠の履歴書では、おもに以下のポイントを記載することが望ましいです。
- 障害者手帳取得年
- 障害者手帳の種類や等級
- 障害の詳細な内容
- 現在の状態
- 通院状態
- 企業に求める配慮 など
障害に関する情報を書くときは、障害に関する専門用語など難しい言葉は使わず、読んだ相手が理解しやすい内容にまとめることが大切です。
履歴書の各項目の書き方

ここでは、履歴書の各項目の書き方をご紹介します。履歴書の書き方は、コツさえ押さえれば難しいことではありません。各項目の正しい書き方を学んでいきましょう。
日付
履歴書の日付欄は、記入日もしくは提出日の日付を記入します。面接日の何日も前に履歴書を作成した場合でも、実際に記載する日付は記入日もしくは提出日のものになります。
履歴書を郵送する場合は、ポストに投函する日を記載しましょう。面接先に履歴書を直接持ち込む場合は、基本的には面接日当日の日付を記載するのが一般的です。
西暦(例:2024年)と元号(例:令和6年)のどちらで記載するかは、履歴書の形態にもよるため、どちらでも構いません。ただし、生年月日や学歴の記載方法とあわせて履歴書全体で統一しましょう。
個人情報
個人情報欄には、氏名、年齢、住所、連絡先など個人の情報を記載します。
| 氏名 | 名字と名前の間に空白を入れて読みやすくなるように調整しましょう。 例:山田 太郎 |
| 年齢 | 年齢は、履歴書を作成した時点での年齢を記入します。年齢欄に「満」と記載されている場合は、満年齢(生まれた時点を0歳とした今の年齢)を書きましょう。 |
| 住所 | 都道府県から省略せずに記載します。郵便番号やマンション名だけではなく、ふりがなも忘れないように注意してください。 |
| 連絡先 | 現住所と異なる場合のみ記入すれば問題ありません。 |
また履歴書の形態によっては、障害者手帳に関する情報も個人情報として記載します。
学歴
学歴欄では、入学・卒業をした年月や、通学していた学校の正式名称を記載します。学校名だけではなく、学部や学科、コースなども正しく記載しましょう。また高校名は特別な表記ではない限り、「高校」よりも「高等学校」と書くほうが適切です。
例:2019年4月 〇〇県立〇〇高等学校 入学
また学歴は、最終学歴とその一つ前の学歴(入学・卒業を含む)を記載すれば十分です。ただし最終学歴が中学校卒業の場合は、中学校のみで構いません。
高校を中退している場合は、高校名と中退時期も記載しましょう。特別支援学校は学歴に記載できますが、資格取得のために通った通信教育は記載できない点にも注意してください。
その際は、取得した資格を「資格欄」に記載しましょう。
職歴
履歴書の職歴欄は、原則として「過去のすべての職歴」を記載します。会社名や所属部署などを正式名称で記すとともに、部署移動があった旨も細かく記載しましょう。
学歴欄と職歴欄が同一になっているタイプの履歴書では、学歴欄の下に「職歴」と自身で書いたうえで記載します。退職理由を記載しにくい場合は「一身上の都合」の記載でも構いません。
ブランク(空白期間)がある場合は、療養や資格学習などの期間内の行動を記すと、内容が充実します。また就労支援プログラムを活用している場合は、訓練歴として入所状態を記載しましょう。
資格・スキル
資格・スキル欄では、優先的に運転免許を記載します。免許証を参考のうえ、取得日や種類を正確に記載しましょう。同じ種類で複数の免許がある場合は、運転免許経歴証明書を取得して確認します。記載時は「大型」や「原付」ではなく「大型自動車」や「原動機付自転車免許」など正しい表記を心がけてください。
資格を記載する順番にルールはありませんが、仕事や企業との関連性が強い内容を優先的に記載するとよいでしょう。また応募した職種と関連する資格であれば、受験予定を記載することも可能です。
(例:日商簿記検定〇級 〇月受験予定)
自己PR
履歴書における自己PR欄は、自分の魅力や情熱をアピールするための絶好の場です。面接のために準備したことや非認知能力をアピールしつつ、自身の経歴やスキルがどのように企業に貢献するのかを記載しましょう。実績や強みは、具体的であるほど効果的です。
応募する職種の経験者であれば、今までの経歴や未来への展望、自身の働き方のスタイルを重視するとよいでしょう。未経験者であれば、職務に関連する得意なことや、労働への意欲を具体的にアピールします。自由度が高い場だからこそ、一つひとつの文章を短くして読みやすく調整する工夫が大切です。
志望動機
志望動機の書き方では、企業が求めている人材を理解しているかどうかが重要です。企業のミッションや強みを把握したうえで、なぜ「競合他社ではなく自社なのか」が伝わるような内容を心がけましょう。
志望動機では、将来のキャリアビジョンが明確に伝わることで、より好感度が上がります。自己PRと交えながら、その企業だからこそ貢献できるという内容を意識してください。ただし、自分の希望や要望を押し付ける内容にならないよう注意してくださいね。
趣味・特技
趣味・特技欄は、企業に貢献できるスキルをアピールできるとともに、応募者の人柄が現れる場でもあります。また面接時の会話のきっかけにもなり、かたい雰囲気を和やかにするために役立つ場合もあるでしょう。
自己アピールをしたいあまり、つい趣味・特技欄を書きすぎてしまう人も少なくありません。企業に関連する特技や、自分がとくに詳しい領域などに留め、見やすさ・伝わりやすさを意識しましょう。
通勤時間・扶養家族
通勤時間は、通勤時に発生する片道分の所要時間を記載します。自宅から現場までのドア・トゥ・ドアの時間を、できる限り正確に記しましょう。バスや電車などを利用する際は、機関名と乗車時間も記載します。分数は5分単位で切り上げ・切り下げをするとよりわかりやすいでしょう。
扶養家族がいる場合は、被保険者本人を含めず「被扶養者の人数」のみを記載してください。ただし年齢が75歳以上の場合は、健康保険上の被扶養者になれないため省きます。配偶者の年収によって扶養義務が異なるため、世帯内であらためて確認しておきましょう。
障害に関する情報
障害に関する情報は、できる限り簡潔かつわかりやすく記載することが大切です。障害の名称や種類を正式名称で記載するとともに、程度は具体例を挙げながら記しましょう(例:聴力が敏感で、大きな音に刺激を受けやすいです)。
同様に、配慮についても具体的であるほど企業に伝わりやすくなります(例:静かな場所でのミーティングを希望します/混雑時間帯の通勤・退勤は避けていただきたいです)。障害については主観を交えず、客観的事実に基づいた記載を意識しましょう。
履歴書作成時の注意点

ここでは、履歴書を作成する際の注意点をご紹介します。履歴書は、作成後に見直しをすることがとても大切です。しっかりと自分の強みや魅力が伝わっているかを確認しながら、作成していきましょう。
誤字脱字がないように気をつける
履歴書の書き方では、まず誤字や脱字がないように気をつけてください。
誤字とは、文字を間違えて書いてしまうことを指します。例えば、「学校」を「がっこう」と書くべきところを「がこう」と書いてしまう場合などです。誤った文字が使用されているため、意味が通じにくくなることがあります。
脱字は、必要な文字が抜けてしまうことを言います。文章中で文字が一つ欠けているため、文が不完全な状態になり、読む人が正確な意味を理解するのが難しくなることがあります。
採用担当者や面接官は、日々多くの履歴書をチェックしています。小さな誤字や脱字でも、すぐに気づかれてしまうため、しっかりと確認することが大切です。
内容には一貫性をもたせる
内容に一貫性を持たせることも、履歴書の書き方で注意したいポイントです。一貫性とは、言葉や考え方、方針などが一定してブレることがない状態を指します。例えば、自己PRと学生時代に頑張ったことが関連しているかどうかなどです。
一貫性のある内容は、「この人なら信頼できる」という評価につながりやすくなります。自分の強みを決め、それを裏付ける具体的な経験を選んで、一貫性を持たせた履歴書を書くことが大切です。
記入は黒のボールペン
履歴書は、黒のボールペンを使用するのが一般的です。鉛筆やシャープペンシル、消せるボールペンなどの使用は向かないため、控えるようにしましょう。
また履歴書を書くときは、インクがかすれたり、にじんだりしないよう注意してください。
修正ペンはNG
履歴書の内容を書き間違えてしまった場合でも、修正ペンは使用しないようにしましょう。面倒でも最初から書き直し、綺麗な状態の履歴書を提出することが大切です。
とくに学歴や職歴など改行が多い項目は、段落がずれないように注意する必要があります。文字の大きさや字の綺麗さなどにも気を配りましょう。
不安な場合は鉛筆などで薄く下書きをして、上からボールペンでなぞった後に鉛筆の文字を消しゴムで消すと良いでしょう。
空欄はつくらない
履歴書を書くときは、基本的に空欄はつくらないように心がけましょう。空白の多い履歴書は、受け取った瞬間から消極的なイメージを与えてしまうからです。
できる限りすべての欄を埋めることで、意欲をアピールできます。資格欄などで記載する内容がない場合は、空白にせず「とくになし」と記載します。
履歴書と一緒に提出する書類はある?

ここでは、履歴書と一緒に提出する書類についてご紹介します。前提として、企業や面接の内容によって必要資料は異なります。今回は、提出を依頼される可能性の高い書類について、詳しく見ていきましょう。
職務経歴書
履歴書と一緒に提出する可能性が高い書類として、職務経歴書が挙げられます。職務経歴書とは、業務経験や具体的なスキルを詳細に確認するための書類です。履歴書と比べて自由度が高く、経歴や実績、強みに合わせた内容を作成できます。
また職務経歴書自体のフォーマットもバリエーションが豊かであるため、業界やスキルに合わせた表現がしやすいのも特徴です。とくに具体的な業務の経験は大きなアピールポイントになるため、細かく記載しましょう。
障害者手帳のコピー
障害者雇用枠で履歴書を提出する場合、障害者手帳のコピーが必要となる場合がほとんどです。障害者手帳は、身体障害者手帳・精神障害者保健福祉手帳・療育手帳(愛の手帳)の3種類。障害者手帳を所持していない場合は、一般枠でしか応募できません。
住所・氏名・障害名・障害等級・障害の程度などの記載があるページをコピーし、添付します。またメールによる添付の場合は、コピー機やスキャナーで読み取り、指定された拡張子に変換して送信しましょう。スマホやデジカメでの撮影は極力避けてください。
その他必要な書類
以下に、その他に必要とされやすい書類の例を記載します。
- 求人情報のコピー
- 会社案内
- 身分証明書(免許証やマイナンバーカード、保険証、パスポートなど)
- 履歴書・職務経歴書などの応募書類のコピー など
またすべての書類を綺麗に整理するために、A4サイズ程度のファイルと、ファイルが収納できる鞄を持参すると安心です。上記以外にも、印鑑や筆記用具など、企業に指定された物があれば持参しましょう。
履歴書をスムーズに作成して、応募を進めよう!

今回は、履歴書の基礎知識や書き方をご紹介しました。企業に自分の情報が伝わる履歴書を作成し、就職活動を進めていきましょう。
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