作成日:
2025年4月1日
更新日:
2025年5月1日

就職活動で準備すべきことは?みんなの悩みをQ&A形式で解説

就職活動で何を準備すればいいのかわからない…

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経済的不安、社会的役割、周囲からの評価……。働けないことで、焦りや負い目を感じる方は少なくありません。退職や休職を経験すると、以前と同じように働けるか不安になる方も多いでしょう。

とくにメンタルに不調をきたした場合、焦って就職活動することで再び同じ症状を起こしたり、さらに病状が悪化したりしてしまうことも…。

就職活動の準備を始めるときは、まずは心身ともに健康な状態に整えましょう。自分の判断だけでなく、家族や周囲の方の意見も取り入れることが重要です。もちろん、主治医とも就職活動の時期などを相談しながら進めていくことも大切です

就職・転職活動を始めるとき、なにから準備すべき?

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健康状態が良好になったら、就職・転職活動の準備を始めましょう。まず、すべき準備は自己分析です。自己分析とは、自分のことを深く理解することです。

これまでの働き方や現在の状態、これからの働き方についてじっくりと自分と向き合う時間を作りましょう。

▼自己分析については以下の記事も参考にしてください

好きな仕事や得意な業務、苦手な業務など具体的にイメージしていきます。業務内容だけでなく、人間関係や通勤時間など仕事にまつわるさまざまなことを含めて分析していきます。そのうえで、ストレスや疲労が溜まりやすい原因をはっきりさせ、自分に合った職場環境を選びましょう。

知っておきたい!就職活動を成功させるためのポイント

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就職活動を成功させるためには、自分に合った職場を探すことが重要です。業務内容だけでなく、人間関係や給料など、自分が納得した上で選択する必要があります。

ここで紹介するポイントを意識して、就職活動を進めていきましょう。

転職サービスを活用する

転職を成功させるカギは、自分に合った情報を集めることです。しかし、多くの求人の中から、自分の特性に合った求人を探すのは大変な作業です。しかし、転職サービスを活用することで、自分に合った求人を探しやすくなります。

とくに、特性のある方は障害者雇用枠の利用も選択肢にあり、迷うこともあるでしょう。一般雇用枠と障害者雇用枠の求人を見比べることができる専門の転職サービスを活用することで、効率よく情報収集できます。

デコボコエージェントは無料で利用できる転職サービスです。迷うことの多い就職活動を、就職ガイドがサポートします。まずは登録し、豊富な求人を確認してみましょう。

事前準備がとても重要

社会復帰を目指すには、事前準備が欠かせません。長く働き続けられる職場を探すためには、十分な自己分析と情報収集を進めましょう。

また、就職に活かせる技術や知識の取得や働くための習慣を身に付けることも大切です。体調不良により休んでいた期間が長ければ長いほど、精神面や体力面に負担がかかりやすい状態になります。毎日出勤し、決められた業務をこなすための基礎となる体力や習慣を身に付けましょう。

さらに、自分に合った企業を探すためには、企業の下調べや見学も欠かせません。いくつかの企業を自分の目で確認し、無理なく働き続けられるかどうか検討しましょう。疑問や不安な点は質問し、解決しておくことが重要です。

やる気を保つことも大切

理想の転職先を見つけるための期間は、長期に及ぶこともあります。とくに転職活動中は、ストレスや疲労がかかりやすい状態です。体調が悪化し、思うように就職活動が進まないこともあるでしょう。

厚生労働省が発表した令和2年転職者実態調査の概要によると、転職にかかる期間は、1か月以上3か月未満が28.8%となっています。一方で、数か月から年単位の時間を要する場合も……。転職活動がうまくいかない焦りや不安から、やる気を失ってしまうことも少なくありません。

体調面に不安があり就職活動がうまくいかない場合には、就労移行支援サービスを活用するのもよいでしょう。就職活動のサポートが受けられたり、同じ目標を持つ仲間とともに準備を進めたりすることができ、やる気を保ちやすくなります。

参考:「厚生労働省「令和2年転職者実態調査の概要」

就職活動の流れをもっと知りたい!よくある質問(FAQ)

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いざ就職活動を始めるといろいろと疑問が湧いてくるものです。ここでは、就職活動の流れを整理し、よくある質問にお答えしていきます。疑問をスッキリさせ、具体的なイメージを膨らませていきましょう!

就職活動をはじめるのに適切な時期は?

就職活動は、症状が改善し体調が安定してきたら始めましょう。このときご自身の判断ではなく、主治医へ意見を求めるようにします。

精神疾患の場合、完治までに数か月程度の期間を要する場合も少なくありません。症状が改善してくると「もう大丈夫」と思いがちですが、精神疾患の多くは再発リスクが高い病気です。生活や経済的不安から焦りが生じますが、じっくりと療養してから就職活動を始めましょう。焦らず完治してからのほうが、早い社会復帰が望めるかもしれません。

別の会社で働きながら転職活動を進めるコツは?

働きながら転職活動を進めるためには、計画的なスケジュール管理が重要です。事前に希望や条件、転職時期を明確にしておきましょう。自己分析や情報収集には思いのほか時間がかかります。転職時期から逆算して無理のないスケジュールを立て、履歴書の準備や面接対応なども早めにしておきます。あらかじめ転職サイトなどに登録しておくと効率的です。

面接は退勤後や有休を活用し、今の会社への影響は最小限に抑えましょう。また、現職の同僚や上司には転職活動を控えめに伝えるなど、職場環境への配慮も大切です。

就職活動が長引いた場合の対処法は?

就職活動は長期に及ぶ場合もあり、ストレスや負担が大きくなります。適度にリフレッシュしながら進め、根を詰めすぎないように注意しましょう。万が一体調に不安がある場合は、思い切って中断することも大切です。無理をすると思うように転職活動が進まず、さらにストレスが大きくなり再発リスクも高まります。

令和4年に厚生労働省が発表したデータによると、就労移行支援サービスを利用した約2.4万人が一般企業への就労を成功させています。長引いた場合には就労移行支援サービスを利用するなど周囲のサポートを活用しましょう。

参考:厚生労働省「就労系福祉サービスの現状等」

就職活動の期間とスケジュールの立て方にコツはある?

就職活動のスケジュールを立てるコツは、就職時期を明確に設定しておくことです。とくに、自己分析や情報収集、書類準備などを早めに進めることで、希望する求人が出たときにスムーズに行動できます。やらなければいけない事はリスト化しておき、できるだけ前倒しに進めましょう。一週間ごとに目標を決め、進捗を確認するのも効果的です。

転職の場合は、退職準備が必要です。退職の引き継ぎや手続きなどに必要な期間を見込み、余裕を持ったスケジュール設定を意識しましょう。

▼就職活動・転職活動の流れやスケジュールは以下の記事も参考にしてください

就職のために資格を取る場合はどのように進めればいい?

就職のために資格を取る場合は、その資格がどのような仕事で活かせるのかを明確にしておきましょう。目指す企業や業界で評価されやすい資格を選ぶことが重要です。

資格取得までのスケジュールは、試験日や学習期間を考え逆算して計画します。例えば、一日2時間の勉強で3カ月かかる資格の場合、希望する就職時期から逆算し、余裕を持ったペース配分を心がけましょう。また、試験後の合否発表や証明書発行の期間も考慮して計画を練ることがポイントです。

オンライン講座や教材を活用するなど、自分に合った学習方法を選び、効率的な資格取得を進めましょう。

障害のことを企業にどのタイミングで伝えればいい?

一般雇用枠の場合、障害をオープンにするかどうかはご自身の判断によります。しかし、何かしらの配慮が必要な場合には面接時に具体的に伝えておきましょう。必要な支援を明確にしておくことで、企業側も対応しやすくなります。

障害者雇用枠の場合は、障害者手帳の提示が求められるため、面接時に必ず伝えましょう。一般雇用枠に比べ配慮が受けやすく、働きやすい環境が期待できます。また、上司や同僚など、どの範囲まで伝えるかは事前に話し合い、細かい内容まですり合わせをしておくと安心です。

無職の期間が長いとき、どう伝えればいい?

無職の期間について問われた場合、嘘をつかず正直に答えることが大切です。理由は簡潔に伝え、期間中に取り組んだことを具体的に伝えましょう。資格取得や就職活動の準備をした場合には、その経験をどう仕事に活かすのかアピールできるとよいでしょう。

精神疾患が理由の場合には、病名や詳細を無理に伝える必要はありません。「治療を経て健康を取り戻し、今は働ける状態になった」と伝え、意欲や前向きな姿勢をアピールすることで好印象につながります。

障害者雇用枠と一般雇用枠、どちらで応募すべき?

障害者雇用枠と一般雇用枠のどちらを利用するかは、メリットやデメリットを理解した上で決定していきます。

障害者雇用枠は、配慮が受けやすく労働時間や日数なども体調に合わせて変更できる場合があります。しかし、一般雇用枠に比べ給料が安い、求人数が少ない、職種の選択の幅が狭いことがデメリットです。

反対に一般雇用枠は、幅広い職種の求人から選ぶことができ、給料も障害者雇用枠に比べ高めです。しかし、企業で定められた労働時間で働く必要があり、残業や時間外労働が必要な場合も少なくありあません。一般雇用枠では、障害をオープンにした場合でも、十分な配慮を受けられない場合もあるため、注意が必要です。

配慮してほしいことを、どう伝えればいい?どこまで伝えるべき?

求める配慮はひとそれぞれです。そのため、自分が求める配慮は、具体的にすべて伝えた方が良さそうです。

例えば、マルチタスクが苦手な場合、一度に複数依頼されると混乱してしまいます。一つずつ伝える、わかりやすく指示を出してほしいなど具体的に伝えておくと相手も安心して業務を振ることができます。話し合いの場を設けてもらい、困りごとが生じた場面の共有や、お互いが働きやすくなるための対策を考えることで、働きやすい仕事環境が整ってくるでしょう。

しかし、希望したすべての配慮が受けられるわけではありません。企業側と話し合いを重ね、可能な範囲で環境を整えましょう。

職場のバリアフリー環境はどうやって確認する?

精神疾患における職場のバリアフリー環境とは、差別や偏見など「意識上のバリア」がない環境です。さまざまな事情を抱える労働者の方々が、障壁なく社会参加できるよう環境を整えることが求められています。

職場のバリアフリー環境を確認するためには、企業のメンタルヘルスへの取り組みや障害者雇用枠の受け入れ状況などを確認するとよいでしょう。これまでに障害者雇用枠を利用した方がどのような対応を受けたかを知ることで、働きやすい環境が整えられているのか判断することができます。

参考:政府広報オンライン「知っていますか?街の中のバリアフリーと「心のバリアフリー」」

会社の障害者雇用の実績はどうやって確認できる?

企業のホームページでは、障害者雇用に関する取り組みや実績を公開しています。雇用率や研修だけでなく、障害のある方のインタビュー記事などが掲載されていることもあり、リアルな声は参考になるでしょう。

また、ハローワークや障害者就業・生活支援センターなど公共の機関では、障害者雇用に積極的な企業の情報を持っていることがあります。求人票に記載がある場合もあるため、足を運んでみるのもよいかもしれません。

より詳しく確認したい場合には、企業に直接問い合わせましょう。具体的に知りたい情報を得ることができます。

就職活動のお悩みを解決して、新しい一歩を踏み出そう!

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就職活動には悩みがつきません。まずは焦らずじっくりと体調を回復させ、心身ともに健康な状態を目指しましょう。そのうえで準備を入念に進めます。事前準備には自己分析が欠かせません。これまでの自分と向き合い、働くイメージを具体的にすることで次の行動が見えてきます。

就職活動を成功させるためには、やる気を保つことが大切です。しかし、思うようにいかなければ、焦りのあまり再び体調を崩す可能性も考えられます。

一人で抱え込まず、転職サイトなどを利用しながら、効率的に情報収集や就職準備を進めていきましょう。そうすれば、自分の特性にピッタリの就職先が見つかり、理想の働き方を手に入れられるはずです。

デコボコエージェントでは、障害のある方がやりがいを持って自分らしく働くための、就職・転職をサポートしています。自分の特性とマッチした障害者雇用の求人を検索したり、スカウトを受け取ったりと、気になる企業とつながることができます。

ぜひ、一度ご利用ください。