作成日:
2025年4月10日
更新日:
2025年9月4日

精神疾患の種類一覧|精神科疾患の病名や症状の特性をわかりやすく解説

[監修者]北川 庄治

デコボコベース株式会社 最高品質責任者(CQO)

東京大学大学院 教育学研究科
博士課程 単位取得満期退学

通信制高校教諭、障害児の学習支援教室での教材作成・個別指導 講師を経て、現在は療育プログラムの開発、保護者や支援者向けの研修を実施

▼この記事の3つのポイント

  • 精神疾患にはさまざまな種類があり、症状や感じ方は人それぞれ。決して「一人だけの悩み」ではありません
  • 不調を感じたときには、早めに相談することで、適切な治療や支援につながりやすくなります
  • 公的な制度や支援を活用することで、治療や生活をサポートする方法がたくさん用意されています

精神疾患を抱えているけど…

出典:photo AC

ストレスなどが原因で引き起こされる精神疾患は、誰でも患う可能性があります。しかし精神疾患を抱えれば、日常生活や仕事に支障をきたすこともあります。

精神疾患にはさまざまな種類があり、症状も人それぞれ。この記事では、精神疾患の種類を一覧にして紹介します。相談先や公的支援制度についても一覧で解説しているので、ぜひ参考にしてください。

精神疾患にはどんなものがあるの?

出典:photo AC

精神疾患は、うつ病や気分障害・依存症といったよく耳にするものから、統合失調症やてんかん、高次脳機能障害までさまざまです。精神疾患の症状は、気分の落ち込みや疲れやすさ、集中力が保てないなど人それぞれであるため、見た目から判断することは困難です。

また、相手に疾患を抱えていることや、症状のつらさが伝わりにくいという特徴があります。社会生活を送るなかで人間関係がうまく築けなかったり、周囲の人から誤解されたりすることも少なくありません。

周囲の理解が得られないことで孤立してしまう可能性もあり、さらに症状の進行や悪化を引き起こしてしまう病気でもあります。

出典:全国地域生活支援機構「精神障害・精神疾患とは何か? こころの病気 」

そもそも精神疾患(精神科の疾患)とは?

出典:photo AC

精神疾患とは、脳の気質的変化や機能的障害が起こることで、脳内の神経伝達物質のバランスが崩れ、さまざまな精神症状・身体症状・行動の変化があらわれる疾患です。症状により日常生活や社会生活に支障をきたしているかどうかが重要です。

原因は遺伝や性格など、元々持って生まれた気質に加え、ストレスや生活環境などさまざまな要因が影響していると考えられています。しかし、原因が明らかにされていない疾患も少なくありません。

厚生労働省が公開している記事によれば、精神障害者数(外来)は年々増加しており、2020年には、約586万人もの人が精神障害によって外来通院しています。どの年代においても増加傾向であることからも、精神疾患は決して珍しい疾患ではないといえるでしょう。

出典:
全国地域生活支援機構「精神障害・精神疾患とは何か? こころの病気 」
厚生労働省「令和5年版厚生労働白書-つながり・支え合いのある地域共生社会- 図表3-2-13 精神障害者数(外来)の推移」

精神疾患(精神障害)の病名一覧

出典:photo AC

こころの病気と呼ばれる精神疾患は、症状がさまざまです。そのため、一つの疾患と診断されることもあれば、複数の疾患が併発していると診断されることもあります。代表的な精神疾患の病名や症状・治療方法を一覧で紹介します。

気分障害(双極性障害、うつ病、躁病)

物事に関心がもてず、落ち込みやすくなったりやる気が低下したりするうつ病。逆に、気分の高揚が抑えられず、気が大きくなったり怒りっぽくなったりする躁病。うつ状態と躁状態を周期的に繰り返す双極性障害。これらを気分障害といいます。

気分障害の治療は薬物療法と精神療法です。回復までには数か月~半年ほどの時間を要するといわれています。

出典:
済生会「双極性障害(躁うつ病) (そうきょくせいしょうがい)とは 」
厚生労働省「精神障害(精神疾患)の特性(代表例)」

統合失調症

統合失調症は自分の考えや気持ちがうまくまとまらない状態が続き、日常生活に支障を及ぼす疾患です。統合失調症は100人に一人が発症する疾患といわれており、決して珍しい病気ではありません。

原因は解明されていませんが、脳の構造や神経学的な変化、遺伝的要因が影響しているのではと考えられています。

症状は以下の3つに分けられます。

  • 陽性症状:悪口を言われている、誰かに指示されているといった幻覚や妄想を抱く
  • 陰性症状:意欲の低下・疲れやすい・清潔保持が困難である
  • 認知や行動の障害:考えがまとまらない・周囲に合わせるのが困難である

統合失調症は前駆期・急性期・休息期・回復期に分けられ、その時期に合った適切な治療や対応が必要です。治療は時期に応じて薬物療法や認知行動療法、心理社会的リハビリテーションなどです。

出典:
MSDマニュアル プロフェッショナル版「統合失調症 – 統合失調症」
厚生労働省「精神障害(精神疾患)の特性(代表例)」

てんかん

てんかんは、何らかの原因により一時的に脳の一部が過剰に興奮することで引き起こされる症候性てんかんと、原因不明の特発性てんかんに分類されます。

てんかん発作の症状は、けいれんや意識消失、認知の変化などさまざまです。特にけいれんや意識消失が起こった場合には、転倒しけがや他の病気に繋がる危険性があります。そのため、てんかん発作を発見したときには、安全確保と症状の観察、状況に応じて救急搬送を検討しましょう。

しかし、てんかん患者のうち7~8割は、薬物療法により症状を抑えることが可能とされています。そのため、定期的に医師の診察や検査を受けて、薬物治療を継続することが大切です。治療により症状がコントロールできれば、発作の出現が抑えられ、日常生活や社会生活が支障なく過ごせる可能性が高いです。

出典:
公益社団法人 日本てんかん協会「発作の介助と観察」
厚生労働省「精神障害(精神疾患)の特性(代表例)」

依存症

ある物事に対し、強い依存を示し、その行為を繰り返さないと満足できなくなる状態を依存症といいます。本人に病識がないことも多く、自ら止めることは非常に困難です。

代表的な依存症には、アルコール依存・薬物依存・ギャンブル依存などがあります。

依存症は精神面・身体面に悪影響を及ぼします。そして、依存の対象が無くなるとどんな手を使ってでも手に入れたいという思考に陥り、非行に走ってしまう危険性のある疾患です。本人だけでなく、家族や周囲の人の生活にも支障を与えてしまうでしょう。

依存症の治療は、依存の対象を断ち切ることです。しかし、依存症は回復したと思っても、ふとした時に繰り返してしまう再発率の高い疾患です。一人で断ち切るのは難しいため、専門家や周囲の人がサポートをしながら根気強く向き合う必要があります。

出典:
厚生労働省「依存症についてもっと知りたい方へ」
厚生労働省「精神障害(精神疾患)の特性(代表例)」

高次脳機能障害

事故や脳血管障害で脳がダメージを受けたことで、認知・行動に生じる障害を高次脳機能障害といいます。ダメージを受けた部位によって、注意障害・遂行機能障害・記憶障害・病識欠如・失語・失行・失認・社会的行動障害などの症状があらわれます。

物忘れや不注意、人との約束を忘れてしまうなどの症状は、仕事をするうえでもミスやトラブルを引き起こしかねません。また、興奮し暴力をふるったり、自己中心的な振る舞いが見られたりする社会的行動障害が起こると、社会生活を送るのが難しくなる場合もあるでしょう。

治療は認知機能訓練や認知行動療法などのリハビリテーションです。また、本人が日常生活を送りやすいように環境を整えることも大切です。そのため、家族や周囲の理解がとても重要となります。

出典:
国立障害者リハビリテーションセンター「高次脳機能障害を理解する」
厚生労働省「精神障害(精神疾患)の特性(代表例)」

解離性障害

トラウマなどの原因に防衛反応を起こし、自分自身の人格や記憶が分離する状態を解離性障害といいます。

解離性障害の症状は以下の4つです。

  • 解離性同一障害(多重人格):自分の中にいくつもの人格があらわれている状態。
  • 解離性健忘:あるストレスがきっかけで出来事の記憶だけを無くしてしまう状態。ほとんどの場合は数日で記憶が戻る。
  • 解離性遁走(かいりせいとんそう):過去の記憶の一部が失われ(まれに全ての記憶を失う場合もある)、それまでの自身のアイデンティティを失ってしまう状態。そのため、多くの場合家族や仕事の記憶を失ってそれを放り出し、それまでの生活環境から姿を消してしまい、新たな別の生活を始めてしまう。
  • 離人症:自分を外から眺めているように感じる曖昧な状態。

解離性障害の原因は、災害・事故・暴行・性的虐待などのストレスや心的外傷が影響していると考えられています。治療は、心理療法を中心に、安心できる環境でゆっくりと療養することです。併発する不眠や抑うつ症状に対しては、対症療法が実施される場合もあります。

出典:
済生会「解離性障害」
e-ヘルスネット(厚生労働省)「解離性同一症 / 解離性同一性障害」

強迫性障害

強迫性障害とは、強い不安やこだわりにより日常生活に支障をきたす不安障害の一つです。何かに対して不安になることは誰にでもありますが、強迫性障害の場合、過度な不安により日常生活がままならなくなる状態です。

例えば、手が汚れたら、一度石けんで手を洗えば清潔になります。しかし強迫性障害の人は、強い不安に襲われ何時間も石けんで手を洗い続ける、手が荒れるほどアルコール消毒をしなければ気が済まないといった脅迫観念や脅迫行動が起こります。

原因は性格や遺伝、ストレスなどが関係していると考えられていますが、明らかにはされていません。また強迫性障害は、他の精神障害の二次障害として出現することもあります。治療には薬物療法や認知行動療法があります。

出典:
全国地域生活支援機構「強迫性障害とは?」
e-ヘルスネット(厚生労働省)「強迫症 / 強迫性障害」

神経症・ストレス関連障害

何らかのストレスが原因となり、心身のバランスが崩れてしまう疾患です。原因がはっきりとしており、それに対し過剰な心身の反応が引き起こされます。適応障害や急性ストレス障害・心的外傷後ストレス障害(PTSD)などがあります。

気分の落ち込みや不安感・不眠・頭痛など精神面・身体面に症状があらわれます。その結果、日常生活や仕事など社会生活に支障を及ぼしてしまうことが問題です。

治療は、原因となるストレスを軽減させ、十分に心身を休めることです。場合によっては抗うつ薬や睡眠薬などの薬物療法が取り入れられることもあります。一般的には、ストレスから離れてから6か月以内に回復することが多いとされています。

出典:
e-ヘルスネット(厚生労働省)「適応障害」
e-ヘルスネット(厚生労働省)「PTSD」

パーソナリティ障害

パーソナリティ障害は思考・知覚・反応・対人関係に支障をきたす障害です。人格障害とも呼ばれます。自分自身のイメージがはっきりせず不安定な症状があらわれたり、人間関係の構築が難しいため社会生活に影響が出たりします。

パーソナリティ障害は、以下の10種類です。

  • 妄想性
  • シゾイド(他者への無関心)
  • 統合失調型
  • 反社会性
  • 境界性
  • 演技性
  • 自己愛性
  • 回避性
  • 依存性
  • 強迫性

パーソナリティ障害は自分で気がつきにくい疾患です。そのため、周囲の人の気づきや違和感が重要になります。

治療は心理療法が中心です。症状に合わせて薬物療法が取り入れられる場合もあります。しかし、病識や問題行動に対する意識が低いため、まずは本人が「変わりたい」と意識できるよう支援することが大切です。

出典:MSDマニュアル家庭版「パーソナリティ障害の概要」

認知症

認知症は、物忘れなどの症状を主とした記憶力・判断力などの認知機能が低下していく疾患です。高次脳機能障害と症状が似ていますが、認知症は進行性であることが特徴です。脳血管性認知症、アルツハイマー型認知症が多くを占めますが、事故やアルコールが原因で発症することもあります。

認知症は進行性の疾患であるため、完治する治療方法はありません。そのため、進行を遅らせるための薬物療法やリハビリテーションが実施されます。

18~65歳の年代に発症する認知症を若年性認知症といいます。若年性認知症は、働き盛りの年代で発症するため、仕事に影響が及ぶこともあるでしょう。若年性認知症と診断された場合には、仕事内容の変更や配置転換の希望、支援制度を利用しながら周囲がしっかりとサポートをし、社会生活を続けられるよう環境を整えていきましょう。

出典:
政府広報オンライン「知っておきたい認知症の基本」
認知症ねっと「認知症は治療できる?治療法から家族のケアまで」
厚生労働省「精神障害(精神疾患)の特性(代表例)」

精神疾患(精神障害)があるかもしれないと思ったら?相談先は?

出典:photo AC

精神疾患は、早期に発見して適切に治療することで、早期回復が期待できます。しかし、自分では気がつきにくい疾患でもあるため、受診が遅れることも少なくありません。精神疾患かもしれないと思ったときに、本人だけでなく家族や周囲の人も相談できる機関を一覧で紹介します。

医療機関・かかりつけ医

精神科・精神神経科・心療内科といった診療科で精神障害の治療を受けることができます。精神科や精神神経科は心の病気全般を扱う一方で、心療内科はストレス性の疾患を専門にしている場合があります。受診の際はあらかじめ問い合わせ、対応が可能か確認しておくと安心です。

病院を選ぶときには医師との相性や病院の雰囲気を重視しましょう。また、通いやすさも病院を選ぶポイントです。かかりつけ医がいる人は、まずはかかりつけ医に相談してみてもよいでしょう。

出典:厚生労働省「こころもメンテしよう ~若者を支えるメンタルヘルスサイト〜」

保健所・保健センター

保健所や保健センターは各自治体に設置されている機関です。精神障害者の早期治療の促進や社会経済活動への参加を促進しています。

悩みや不安を抱えた人の相談を、面談や電話で受け付けているケースも。同時に医療機関の紹介や福祉制度の情報提供、市区町村との連携・社会復帰のサポートなどの支援もあります。

お住まいの地域の保健所・保健センターを利用することで、地域の医療機関や各種機関と連携した支援が受けられるでしょう。

出典:
e-ヘルスネット(厚生労働省)「精神保健福祉センターと保健所」
厚生労働省「保健所及び市町村における精神保健福祉業務について(◆平成12年03月31日障第251号)」
厚生労働省「こころの相談の窓口について」

精神保健福祉センター

精神保健福祉センターは、各都道府県と政令指定都市に設置されている機関です。精神保健の向上や精神障害者の福祉の増進を目的に設置されており、相談窓口の設置やデイケアのプログラム作成・医療機関や支援機関の情報提供・心の健康づくりなどのさまざまなケアを提供しています。

医師、保健師、看護師、作業療法士、精神保健福祉士、公認心理師、精神保健福祉相談員など精神疾患について豊富な知識や経験を持った支援員が配置されているため、専門的な支援が受けられます。

出典:
e-ヘルスネット(厚生労働省)「精神保健福祉センターと保健所」
厚生労働省「保健所及び市町村における精神保健福祉業務について(◆平成12年03月31日障第251号)」
厚生労働省「こころの相談の窓口について」
全国精神保健福祉センター長会「精神保健福祉センターとは」

その他の相談窓口

「こころの耳」は厚生労働省が働く人を対象にした、無料で相談できる機関です。職場でのハラスメントや仕事内容、キャリアについて悩んでいることを相談できます。

電話・SNS・メールで相談でき、匿名での利用も可能です。仕事に関する悩みであれば何でも相談できるため、気軽に相談してみましょう。

精神科訪問看護なども相談先の一つです。精神科訪問看護は、精神疾患と診断されていなくても医師が必要と判断すれば利用できる場合があります。本人だけでなく家族もサポートを受けることができます。

出典:厚生労働省「こころの耳」

精神疾患(精神障害)になった際に受けられる公的支援制度は?

出典:photo AC

生活費・治療費・教育費など、生活にはお金がかかります。働けなくなれば、経済面に不安を覚える人もいるでしょう。しかし、精神疾患になった際には受けられる支援があります。経済的負担を軽減させるためにも、公的支援制度を利用しましょう。

障害年金

障害年金とは、病気やけがなどが原因で働けなくなった場合に、日常生活を支援する目的で支給されるものです。障害年金は、障害基礎年金と障害厚生年金に分けられます。

障害基礎年金国民年金に加入している人が対象
20歳以下の人
60歳以上65歳未満の人
障害により1~2等級に分けられる
問い合わせ先:各自治体の福祉課や保健所
障害厚生年金厚生年金に加入している人が対象
共済年金に加入している人が対象
障害により1~3等級に分けられる
問い合わせ先:年金事務所又は共済組合の窓口

20歳以上で企業に所属しており、厚生年金又は共済年金に加入している人は障害厚生年金。それ以外の人は障害基礎年金を受給することができます。

精神障害の対象疾患は、統合失調症・気分障害・認知障害・てんかん・知的障害・発達障害などです。疾患による受診を開始した日から、1年6カ月経過すると受給できます。そのため、6カ月程度で回復が見込まれる神経症・ストレス関連障害などは、対象外となる場合があります。

出典:日本年金機構「障害年金」

自立支援医療

自立支援医療とは、障害の治療に関する費用の自己負担額を減額する制度です。精神障害には、自立支援医療の中の「精神通院医療」が適用されます。

対象疾患は、統合失調症・気分障害・依存症・認知症・てんかん・神経性・ストレス関連障害などです。これらの疾患に対して継続して治療が必要と認められた場合に制度の利用が可能です。

自立支援医療を利用すると、医療費の自己負担額が1割に軽減されます。治療費や薬代だけでなく、往診・デイケア・精神訪問看護などの費用も含まれます。

問い合わせ先は各市区町村の障害福祉課です。

出典:厚生労働省「自立支援医療制度の概要」

精神障害者保健福祉手帳

精神障害者保健福祉手帳は、障害により日常生活に制限が生じる人が取得できる手帳です。精神障害者の自立や社会参加の促進が目的です。対象は精神疾患の人ですが、症状が6カ月以上継続しない適応障害のみの場合には取得できないこともあります。

精神障害者保健福祉手帳を取得すると、公的料金の割引や税金の免除・減免などが受けられます。また、就職の際には障害者求人枠を利用することが可能です。

各市区町村の障害福祉課で申請し、各都道府県で審査されたうえで等級が決定します。

出典:厚生労働省「障害者手帳」

特別障害者手当

重度の障害により日常生活に常に特別な介護が必要な人を対象に支払われる手当です。受給条件は、20歳以上であること・障害者等級が1又は2であることです。

支給金額は28,840円/月(令和6年4月より)で、2月5月8月11月の年に4回支給されます。前年の所得が一定の額を超える場合には、支給されない場合もあります。

特別障害者手当を受給するには、各市区町村の窓口で申請手続きが必要です。

出典:厚生労働省「特別障害者手当について」

特別障害者給付金制度

精神障害の診断を受けた日に国民年金に任意加入していなかった人に対する救済制度です。そのため、障害年金を受け取っている人は、特別障害給付金制度の対象外です。

年に6回支給され、支給金額は等級により変動します。(令和6年度)

障害基礎年金2級に該当する方:44,280円/月
障害基礎年金1級に該当する方:55,350円/月

各市区町村の障害福祉課で請求手続きをする必要があります。

出典:日本年金機構「特別障害給付金制度」

自身の抱える精神疾患(精神障害)について理解を深めよう!

出典:photo AC

精神疾患の種類を一覧にして紹介しました。精神疾患にはさまざまな種類があり、鑑別が難しいものもあります。そのため「もしかしたら精神疾患かも」と感じたら、相談できる機関を利用し、早めに治療を開始しましょう。

また、経済的不安に関しては利用できる制度があります。経済的負担を減らし、じっくりと治療に専念することが早期回復に繋がります。一人で抱えこまず、周囲のサポートを受けながら早期の社会復帰を目指しましょう。

精神疾患を抱えると、働くことへのハードルが高く感じてしまう人が多いのではないでしょうか。デコボコエージェントでは、障害のある方がやりがいを持って自分らしく働くための、就職・転職をサポートしています。自分の特性とマッチした障害者雇用の求人を検索したり、スカウトを受け取ったりと、気になる企業とつながることができます。

ぜひ、一度ご利用ください。

[ライター]牧野 夏乃(看護師)

看護師として総合病院で10年間勤務。循環器科・救急科にて急性期看護を学びました。結婚を機にクリニックへ転職。現在はWebライターとしても活動しています。子どもの発達に不安を抱き、児童発達支援士を取得。障害のある方の不安に寄り添った記事を執筆します。

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