内定後の流れに関するQ&A!内定承諾の方法や内定辞退の注意点も
内定後の流れ、しっかりできているか不安…

「内定をもらった!」これまでの就活の苦労が報われ、うれしい瞬間です。しかし、内定後の流れを正確に理解していない人も多いでしょう。
内定とは、企業が求職者に対して「採用の意思」を正式に伝える通知です。内定が出ただけでは労働契約は結ばれておらず、求職者が内定を承諾することで採用が決まります。
内定後から内定承諾までの流れを知らずに手続きしなかった場合、苦労してつかみ取った内定が無駄になってしまうことも……。チャンスを逃さないためにも、内定後の流れをしっかり確認しておきましょう。
内定後の基本的な流れは?

内定通知を受け取ったら、一度、労働条件を見直してみましょう。万が一、選考時と条件が違い「思っていたのと違う…」といった事態を避けるために、労働条件の確認は必須です。
内定承諾の意思が固まったら、入職日を話し合い、雇用契約書にサインをするのが一般的な採用の流れです。また、今の職場を退職する手続きも忘れてはいけません。スムーズな転職を実現させるためにも、退職・入職の時期については十分に話し合いましょう。
内定後の流れについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
内定後の流れに関するQ&A

内定をもらったものの「少し考えたい」「選考中の企業と迷ってる…」など不安や疑問が生じるのは自然なことです。ここでは、よくある内定後の流れに関する疑問にお答えします。内定後の流れを理解し、不安や疑問を解決してから前向きな気持ちで内定を承諾しましょう。
内定通知の内容に気になる点があったらどうする?
内定通知には、企業の採用する意思といつから採用となるのか、今後の手続きなどどういった流れかが記載されています。内定通知の内容に気になる点があった場合は、人事担当者に確認しましょう。問い合わせ先は、内定通知書に記載されているはずです。
気になる点を発見した時点で、早めに連絡することが大切です。とくに、採用時期が選考時に希望したのと違う場合は、必ず確認しておきましょう。現在就業している場合には、退職の手続きが必要であるからです。
質問することで、企業からの印象が悪くなるのでは?と不安になる方がいるかもしれませんが、内定通知には法的効力があります。企業は正当な理由もなく一方的に内定を取り消すことはできないため、気になる点は質問しておきましょう。
内定承諾までに準備しておくことはある?
内定承諾までに、労働条件や内定承諾までの流れと期限を必ず確認しておきましょう。とくに、給料や勤務時間などの労働条件は選考時と違いがないかしっかり確認しておきます。もし疑問がある場合は質問事項を整理し、問い合わせます。
仕事をしている場合、退職の流れも理解し手続きを進めておきましょう。退職は2週間前までに申し出ればよいとされていますが、引継ぎ等も考え1~2か月前には退職の意思を伝えておきましょう。引き止められて入職時期がずれることがないよう、計画的にすすめます。
内定承諾書の準備や、入社時に必要な書類の準備も早めに取りかかっておくと安心です。
内定承諾は電話ですべき?メールですべき?
一般的に内定承諾は電話でするのがマナーです。人事担当者と直接話すことで、感謝の気持ちや承諾の意思が相手にいっそう伝わるでしょう。
内定の連絡を受けた当日に内定承諾について連絡するようにします。しかし、出先で騒がしかったり、時間がとれなかったりするのであれば、慌てず落ち着いた状態で連絡しましょう。遅くとも1週間以内には、内定承諾の意思を伝えるのが適切です。
また、内定の連絡がメールの場合は、メールで内定承諾の意思を伝えてもよいでしょう。メールであっても、内定への感謝の気持ちや内定承諾の意思など、伝えることは電話と変わりません。丁寧な文章を心がけ、メールの場合もできるだけ早めに連絡します。
内定を辞退したい場合はどうする?マナーはある?
内定後に辞退を申し出る場合は、人事担当者へ電話し意思を伝えましょう。このとき、内定をもらった感謝の言葉を忘れないようにします。辞退の意思とともに「一身上の都合です」と理由も添えましょう。
辞退の意思が固まったら、早めに申し出るのがマナーです。法的には、入社日の2週間前までに申し出れば問題ありません。しかし、企業は内定後から、雇用に向けて配属先や指導係の打診などさまざまな準備を進めています。辞退の意思が固まった時点で、速やかに申し出ましょう。
また、内定の辞退は、内定承諾書を提出した後でも申し出ることが可能です。
内定辞退するかどうか決めるポイントはある?
内定辞退するかどうかは、以下のポイントを確認してみましょう。
- 労働条件:給与や労働時間、業務内容などを再度確認しておきましょう。障害者雇用枠を利用した場合に、一般雇用と同じ労働条件に変更されていないか注意が必要です。
- 職場の雰囲気・企業文化:企業の雰囲気が自分に合っているのか、自分が働いているイメージが持てるかは大切なポイントです。
- 他社の選考状況:並行して選考中の企業がある場合、どちらがより自分らしく働ける職場か考えてみるのもよいでしょう。
- 家庭の状況や自身の健康状態:家族の介護や育児があり仕事に支障をきたす状態ではありませんか?また、ご自身の体調はどうでしょうか。内定後に働くことが現実的になってくると、不安や緊張から体調が崩れることもあるでしょう。症状が日常生活に支障をきたす程であれば、考え直してもいいかもしれません。
現職はどのように退職の手続きを進めるべき?
退職の手続きの流れは、内定後に承諾の意思が固まったら、まず直属の上司へ報告しましょう。引継ぎなども考慮し、1~2か月前には伝えておきます。退職時期が明確になったら、正式に退職届の提出です。上司に提出する場合が多いようですが、企業により提出先が異なる場合があるため、注意しましょう。
退職前には、業務を引継ぎます。後任の方に負担がかからないように、マニュアルを見直したり資料を作成したりしましょう。取引先の方にも退職することを伝え、後任について話しておくことが大切です。
退職日当日は、社員証やパソコンなど会社から支給された物を返却します。また、使用していたロッカーや机をきれいに掃除しておくのもマナーです。部署や関わりのあった方には挨拶とともに、感謝の言葉も忘れないようにします。
入社日までに準備する書類は?
入社日までに準備する書類は、企業によって違いがあるため、企業の指示に従います。
一般的に必要とされる書類は以下のとおりです。
- 年金手帳
- 雇用保険被保険者証
- 源泉徴収票
- 扶養控除等申告書
- 給与振込先の届書
- マイナンバー
雇用保険被保険者証と源泉徴収票は退職した企業から発行されるため、退職時に受け取っているか確認しましょう。
上記の書類に加え、入社誓約書や雇用契約書、身元保証書、健康診断書、卒業証明書、免許や資格に関する書類などが必要な場合もあります。身元保証書などは親など信頼できる人に依頼するため、余裕をもって準備しておきます。健康診断書や卒業証明書も、発行に時間を要するため、早めに依頼しておきましょう。
提出期日は書類によって異なる場合もあります。内定後は、人事担当者に必要な書類について確認しておき、不備のないよう準備しましょう。
職場環境や配慮事項の確認は必要?
希望の職種や業務内容であっても、職場環境や配慮の有無で作業効率に違いが生じます。体力的に長時間労働が難しい場合、無理して残業を繰り返せば心身に影響がおよび、自分の能力を十分に発揮することができません。そのため、職場環境や配慮事項の確認は大切です。
特性により、音や環境で集中力が途切れたり集中できなかったりすることもあるでしょう。机の配置や補助具の使用許可をもらうだけでも、集中して仕事に取り組めます。
自分の特性や受けたい配慮は、自分にしかわかりません。希望する配慮を整理し、理由とともに伝えることで、企業も配慮しやすくなるはずです。配慮の内容は、一般雇用枠か障害者雇用枠かでも変化します。
しかし、企業側の事情もあるため、希望する配慮がすべて受け入れられるわけではないことは、心に留めておきましょう。
入社までにしておくべき健康管理や心構えは?
体調不良で療養していた場合、体力が落ちたり昼夜のバランスが崩れたりしています。早寝早起きを心がけ、日中は運動なども取り入れ、活動できるよう体を慣らしていきましょう。
また、通勤ラッシュの電車やバスは混雑するため、疲労も溜まります。どの程度の混雑具合なのかを入社前に確認しておくと余裕を持って行動できるはずです。
学習面では、入社までに新しい職場の文化や業務にまつわる学習を進めておきましょう。新しいことには不安が伴いますが、前向きな気持ちで楽しみながら取り組むのがおすすめです。仕事で使うグッズをお気に入りのものに揃えてみるのも、テンションが上がっていいかもしれません。
配慮事項をどのように確認すべき?伝えるべき?
まずは自分自身が困難を感じやすい事柄をリストアップしておきます。そのうえでどんな配慮を求めるかを考えることが大切です。
必要とする配慮は人それぞれです。疾患名や症状を伝えても、企業としては何がその人に必要な配慮かわかりません。そのため、希望する配慮事項は具体的に伝え、可能かどうか確認しておきましょう。
例えば、マルチタスクが苦手な場合、指示はひとつずつ明確に伝えてもらうようにする、その都度確認のために声掛けしてもらうなど、相手が行動しやすいよう説明しましょう。
また、机の配置や仕切りが必要など環境整備を求める場合は、入社前に伝えておくと会社側も準備がしやすいものです。
内定承諾後に給与や勤務時間などの変更があった場合はどうすればいい?
内定承諾後に条件が変更された場合、企業に問い合わせて理由を確認してみましょう。自分の希望を伝え、どうしても納得できない場合は、話し合いの機会を設けてもらうよう申し出ます。
条件が変わり、働くことが難しい場合は辞退を考えてもよいでしょう。「せっかくの内定を辞退するなんて…。」と思うかもしれませんが、無理して入職してもどこかで限界が来てしまいます。身体的・精神的にストレスが大きくなり、症状の再発や悪化を招いてしまう可能性もあります。
労働契約法第8条によると、労働条件の変更はお互いの同意がなければできません。つまり、企業側が一方的に条件を変更することは難しいようです。しかし、条件の変更を打診された場合は、企業と条件をすり合わせ、納得した契約条件で入職しましょう。
内定辞退を伝えたあと、他の選考を受け直せる?
内定辞退を伝えることで、労働契約は解消されます。そのため、他の企業の選考を受けるのは個人の自由です。辞退する会社へは選考に時間を費やしてくれた感謝を、誠意を持って伝えるようにしましょう。
他の企業の選考時に、内定辞退について伝えるかどうかは個人の判断によります。明確な理由がある場合は、正直に伝えることで有利になる場合も。逆にネガティブな理由で退職辞退した場合には、不利になることもあります。
内定を辞退した企業への再応募は可能ですが、辞退したことが選考に影響を与える可能性があることは心に留めておきましょう。また、企業の子会社や関連会社においても、内定辞退が選考に影響を及ぼす可能性はあります。
内定後の流れを理解して、入社の準備を進めよう!

内定後は、契約内容を確認し、内定承諾という流れで進みます。契約内容は十分確認し、納得したうえで決定しましょう。
内定後に、労働条件や配慮について不安や疑問がある場合はそのままにせず、必ず人事担当者に確認して解決しておきましょう。心配事をなくすことで、安心して入職の準備を進めることができます。
大変な就職活動を乗り越えてつかんだ内定です。内定後の流れをしっかりおさえ、スムーズな入職準備を進めましょう。内定後の流れを理解することで不安も軽減され、ポジティブな気持ちで新しい生活を迎えられるでしょう。
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